WBCで日本が優勝し、大谷翔平選手などの活躍を見て、野球を始めたいと思った人が大勢いることでしょう。では、野球はいつから始めるのがベストなのかを、少年野球を低学年から始めた場合と高学年から始めた場合の、それぞれのメリットやデメリットから考えていきたいと思います。
少年野球はいつから始めるべきか
結論から言うと、子どもが始めたいと思ったときです。やりたいという子どもの素直な気持ちを尊重しましょう。あえて具体的な年齢をあげると、少年野球チームのほとんどが小学4年生の時がよりいいと考えているそうです。
少年野球は、4年生から練習が本格化します。低学年のときに比べて、コーチや監督の言葉をを正しく理解できるので、野球の技術がどんどん上がっていきます。
私の子供も野球を始めたのはこの頃だったので、お勧めします。
小学校低学年から始めるメリットとは?
それでは、子どもが小学校低学年で野球を始める場合、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
メリット1. 運動神経の向上に適した年齢だから
運動神経向上に適した年齢(5才〜9才)だから神経系(神経回路)の発達が著しく神経に刺激を与えることで、運動能力の大きな向上につながります。
メリット2. 物事を覚える吸収力が高いから
複雑な野球の動きを反復することで、中学生や高校生になった時により幅のある動きが出来るようになります。
メリット3. 体が比較的柔軟な時期だから
子どもの体にはおかしな癖がなく、とても柔らかいので、低学年の時から練習すれば正しい打ち方や走り方をマスター出来ます。
小学校低学年から始めるデメリットとは?
デメリット1. 毎週の練習による忙しさで勉学が疎かになる
大会で優勝を目指すようなチームだと、練習量や練習時間が多くなります。そうなった場合、野球以外のことに興味が出てきても時間がなく、挑戦しにくくなってしまいます。
デメリット2. 指導の影響を受けやすくなる
厳しい指導や間違った指導により影響を受けやすいことです。勝つための厳しい指導や練習で野球を嫌いになってしまうことがあります。
また、投げ方や打ち方に関する間違った指導に対しても、子どもは疑うことをほとんどしないので親が注意することが必要になる場合もあります。
デメリット3. デッドボールへの恐怖心
野球のボールは硬く、体に当たれば痛いので幼い頃に受けたデッドボールでボールへの恐怖心がついてしまうこともあります。ボールへの恐怖心を抱かないよう注意が必要です。
小学校高学年から始めるメリットとは?
少年野球は、高学年になると練習が本格化し、小学校低学年の頃よりも、技術を磨く練習メニューになってきます。上手くなりたいというモチベーションをで練習に参加すれば上達も早くなるはずです。
メリット1. ルールを正確に理解し野球を心から楽しめる
子どもがルールを理解して、野球の面白さを実感することで、プレーに幅が出て、応用が利くようになります。技術の向上には野球をすることが楽しいと感じる気持ちが欠かせません。
メリット2. 自身の成長を肌で感じやすい
子どもが自身の成長をより感じ取りやすくなることです。高学年の子どもはコーチから技術的な指導を受けるようになるので、成功体験を得やすいと考えます。
メリット3. 肩や肘が健康な状態でプレーできる
肩や肘を健康な状態でプレーできるということです。高学年で野球を始めるので子どもの肩や肘は酷使されていません。健康な状態でプレーできることは、野球を楽しむうえで、とても重要です。
小学校高学年から始めるデメリットとは?
高学年から始めると、同じチームの中には、小学校低学年から続けてる子ども達もたくさんいると思います。野球の上手い子達です。一斉にヨーイドンでは無いので、力の差に落ち込んでイヤになるかもしれません。あとは本人のやる気次第です。
また、少年野球と勉強との両立も、考えなければいけません。
番外編:プロ野球選手はいつから野球を始めたの?
メジャーリーグの選手がいつから野球を始めたのかが気になる親も多いかと思います。
調べてみました。
ダルビッシュ有 | 小学3年生 |
大谷翔平 | 小学3年生 |
イチロー | 小学2年生 |
田中将大 | 小学1年生 |
前田健太 | 小学3年生 |
菊池雄星 | 小学3年生 |
筒香嘉智 | 小学2年生 |
見る限り、小学1年生〜3年生といった小学低学年から野球チームに入っている選手が多いですね。
私の子供も小学3年生に野球を始めたので、子供の頃からしっかり練習していたらプロ野球選手になれたかもしれませんねw
小学3年生から野球を始めた少年たちは、プロ野球選手になれる可能性は十分にあると思いますよ。
まとめ
結局、子どもがやりたいと言ったときが、野球を始めるタイミングなのです。
具体的な年齢をあげると、小学3、4年生の時がいいのではないでしょうか。
自分の子どもの声をよく聞いて、楽しく野球にチャンレンジしましょうね。
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